今日も、私は瀬那先生を誘惑します。
気持ちを切り替えて、今日はなんとしてでも瀬那先生を誘惑してやるんだから。
女子高生だって色気はあるんだぞってところを見せつけてやるんだ。
小栗先生のことがなければ、単純に瀬那先生に見てもらいたいというその想いだけだったと思う。
かわいいって言ってもらえたらうれしいな。
瀬那先生が洗い物に夢中になっている隙を狙い、私は寝室へと向かった。
洗い物が終わり、リビングへと戻ってきた瀬那先生。
リビングに私がいないことに気づいたようだ。
……足音が近づいてくる。
瀬那先生が寝室へと入ってきた。
照明がついていなくても……瀬那先生がベッドの上に座る私を凝視しているのがわかる。
「つむぎ?」
瀬那先生のいつもの優しい声。
その声が私は大好きだ。
私は着ている洋服を順番に脱いでいく。
洋服をすべて脱ぎ……私は下着姿になった。
新しい黒の下着しか身につけていない。