今日も、私は瀬那先生を誘惑します。
なんで私、瀬那先生の言葉がいちいち気になっちゃうんだろう……。
別に彼氏でもないのに。
それに、瀬那先生のたった一言で髪の毛も短くしちゃった。
前から切ろうかなぁとは思っていたけど、せっかくここまで髪の毛が伸びていたからもったいなくてなかなかショートヘアにすることに踏み切れなかった。
それなのに、こんなにあっさりと切っちゃうなんて……。
自分が決めて自分が行動したことなのに、なんだかモヤモヤがとれない。
どうしてだろうという気持ちがなくならない。
こんなに瀬那先生のことを気にしてるってことは、私ってもしかして瀬那先生のことが……。
私は一瞬そんなことを思ったけど、すぐに我に返った。