学園No.1アイドルと恋していいですか?
しばらく行くと、來斗くんが立ち止まりバンッと扉を開ける。

(ミーティングルーム…かな?)

どうやらここで話をするみたい。


「座って」

來斗くんがイスを引いてくれる。

「あ…ありがとう…」

(No.1アイドルにエスコートされてしまった…!)

メンバーのみんなも席に着いたところで、
來斗くんが話しはじめる。


「なんとなく分かってると思うが、
ここに連れてきた理由は

佐倉結衣、あんたに

“majesty”の衣装デザイナーを

やってほしい。」


(やっぱり…)


「あの…1つ、聞いていいですか?

來斗くん…あなたが、

九重くんなんですか?」
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