学園No.1アイドルと恋していいですか?
夏休みが始まってすぐ、ここで練習してた九重くんの
切れた靴ヒモを直したことで、わたしたちは仲良くなった。


「それに、それがあったから佐倉と会えたし…別にいいんだよ。」


九重くんが、ちょっと赤い顔で言う



ドキッ…

鼓動が早くなったのが分かった。



「そ、そっか…わたしも九重くんに会えて嬉しい…」


ぎこちなく無言になる…


「それに!ここの鏡デカくてちょうどいいしな!」

「そうだね!この鏡はファッションデザイン科が衣装合わせとかで使うやつだから!」


何だか照れ臭くなって、いっしょに話題を変える。


「そういえば…」
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