箱の世界~愛が導いた奇跡~
告白の紙を入れたのが本当に香澄くんなのか疑ってしまうほど、全ての授業がいつも通りで。
みんなに聞かれるのが嫌なのはわかる気がするけど、ちょっと怖くなってきたかも。
香澄くんの名前を使ったいたずらじゃないよね。
放課後、
私は、呼び出された通り図書室に向かっていた。
先輩に嘘つくのは、罪悪感があるけど「先生からの呼び出し」という理由で抜けさせてもらった。
図書室の中に入ると、香澄くんは、もう来ていた。
「香澄くん」と言って近づくと、笑顔でこっちを見てくれて。
「よかった。瑚々ちゃん来てくれて。」
「だって、呼んだの香澄くんじゃん。話ってな
「君が好きだ」
話って何?と聞こうとした私の言葉は、香澄くんが私に絶対言わなそうな言葉でかき消された。
「え?好きって......友達としてだよね?」
「そんなわけないでしょ!恋愛感情の好きだよ。」
「れ、恋愛......!?」
何故だろう。恋愛という言葉に過剰なくらい反応してしまう。
だって男の子とこんな話したことないし。
それよりも、やっぱり意識させてしまったんだ。と思って罪悪感を感じた。
私が黙っている様子を、驚いて固まったように見えたのか
「ごめん。分からない?なら、もう一度言うね?」
みんなに聞かれるのが嫌なのはわかる気がするけど、ちょっと怖くなってきたかも。
香澄くんの名前を使ったいたずらじゃないよね。
放課後、
私は、呼び出された通り図書室に向かっていた。
先輩に嘘つくのは、罪悪感があるけど「先生からの呼び出し」という理由で抜けさせてもらった。
図書室の中に入ると、香澄くんは、もう来ていた。
「香澄くん」と言って近づくと、笑顔でこっちを見てくれて。
「よかった。瑚々ちゃん来てくれて。」
「だって、呼んだの香澄くんじゃん。話ってな
「君が好きだ」
話って何?と聞こうとした私の言葉は、香澄くんが私に絶対言わなそうな言葉でかき消された。
「え?好きって......友達としてだよね?」
「そんなわけないでしょ!恋愛感情の好きだよ。」
「れ、恋愛......!?」
何故だろう。恋愛という言葉に過剰なくらい反応してしまう。
だって男の子とこんな話したことないし。
それよりも、やっぱり意識させてしまったんだ。と思って罪悪感を感じた。
私が黙っている様子を、驚いて固まったように見えたのか
「ごめん。分からない?なら、もう一度言うね?」