箱の世界~愛が導いた奇跡~
部屋を出て階段をおりると、キッチンの方からバターと蜂蜜のいい香りが私の鼻をくすぐった。
やったぁ!今日の朝ごはんはハニーバタートーストだ!
1人、心の中で喜んで残りの階段を駆け下りる。
「お父さん!おはよう!ハニーバタートースト作ってくれてありがとう!」
「おはよう。瑚々。よくわかったね。」
私が好きなハニーバタートーストを、私好みに焼けるのはお父さんしかいない。
トーストのことを考えながら、トーストを食べていたら、あっという間に目の前のお皿が空になった。
そろそろ出発の時間が近づいてきたので私は髪を結って家を出た。
その頃には、ハニーバタートーストのおかげで朝思い悩んでいた昨日のことが嘘のように頭から消えていた。
ハニーバタートースト美味しかったなぁ〜。
今日も1日頑張ろっと!
そんなウキウキな気持ちで学校の正門をくぐり教室へ向かっていたとき、私の頭には、少しずつあることが思い出されつつあった。
教室に入り、机にかばんを置いた瞬間、昨日のことがよみがえってきた。
「おっはよー! 瑚々!」
後ろから、元気な声で華鈴ちゃんが抱きついてきた。
「あっ、おはよう。華鈴ちゃん......」
ちゃんと笑えてたかな。でも、よかった。
香澄くんじゃなくて。
やったぁ!今日の朝ごはんはハニーバタートーストだ!
1人、心の中で喜んで残りの階段を駆け下りる。
「お父さん!おはよう!ハニーバタートースト作ってくれてありがとう!」
「おはよう。瑚々。よくわかったね。」
私が好きなハニーバタートーストを、私好みに焼けるのはお父さんしかいない。
トーストのことを考えながら、トーストを食べていたら、あっという間に目の前のお皿が空になった。
そろそろ出発の時間が近づいてきたので私は髪を結って家を出た。
その頃には、ハニーバタートーストのおかげで朝思い悩んでいた昨日のことが嘘のように頭から消えていた。
ハニーバタートースト美味しかったなぁ〜。
今日も1日頑張ろっと!
そんなウキウキな気持ちで学校の正門をくぐり教室へ向かっていたとき、私の頭には、少しずつあることが思い出されつつあった。
教室に入り、机にかばんを置いた瞬間、昨日のことがよみがえってきた。
「おっはよー! 瑚々!」
後ろから、元気な声で華鈴ちゃんが抱きついてきた。
「あっ、おはよう。華鈴ちゃん......」
ちゃんと笑えてたかな。でも、よかった。
香澄くんじゃなくて。