箱の世界~愛が導いた奇跡~
ピンポンパンポーン
只今より、各クラスの出し物を始めます。
校内放送がなり終わると同時に、たくさんの人が教室に入ってきた。
「いらっしゃいませ!喫茶すまいるへようこそ!」
接客担当の子がどんどん教室内にお客さんを案内していく。
それと同時に.......
「カフェオレとミルクレープお願い!」
「こっちは、いちごムースといちごティー!」
バシバシ目の前のテーブルに貼られていく付箋のような注文の書かれた紙を見て気が遠くなりそうになる。
「瑚々ちゃん、大丈夫?無理してない?」
目立つことが苦手な私を気遣ってくれたのか、小声で香澄くんが聞いてきた。
「うん。大丈夫だよ。でも私何したらいいか分からないや。」
「じゃあ、瑚々ちゃんは、飲み物を作ってくれる?俺が食べ物を作るから。」
「いいの?ありがとう!」
感謝でしかない。
気持ちが伝わるようにと、ニコッと笑うと香澄くんの顔がみるみるうちに赤く染まっていった。
「そんな可愛い顔で見つめないで!忘れられちゃ困るけど、俺、瑚々ちゃんが好きで告白したんだからね!」
「かわいい顔なんてしてないよ。」
これが素だよ。
只今より、各クラスの出し物を始めます。
校内放送がなり終わると同時に、たくさんの人が教室に入ってきた。
「いらっしゃいませ!喫茶すまいるへようこそ!」
接客担当の子がどんどん教室内にお客さんを案内していく。
それと同時に.......
「カフェオレとミルクレープお願い!」
「こっちは、いちごムースといちごティー!」
バシバシ目の前のテーブルに貼られていく付箋のような注文の書かれた紙を見て気が遠くなりそうになる。
「瑚々ちゃん、大丈夫?無理してない?」
目立つことが苦手な私を気遣ってくれたのか、小声で香澄くんが聞いてきた。
「うん。大丈夫だよ。でも私何したらいいか分からないや。」
「じゃあ、瑚々ちゃんは、飲み物を作ってくれる?俺が食べ物を作るから。」
「いいの?ありがとう!」
感謝でしかない。
気持ちが伝わるようにと、ニコッと笑うと香澄くんの顔がみるみるうちに赤く染まっていった。
「そんな可愛い顔で見つめないで!忘れられちゃ困るけど、俺、瑚々ちゃんが好きで告白したんだからね!」
「かわいい顔なんてしてないよ。」
これが素だよ。