世界が終わるとき、そこに愛はありますか
「…運転が若干荒いからさ」
あたしに対しては優しく接しようと努めてくれてるのはよく分かった。
それに、運転が荒くなったとはいえ、まだ安全運転の範疇だろう。
「そりゃ涼からしたら憎い相手だもんね」
あたしからしても憎い相手なのかもしれない。
今はまだ分からないけど。
でも、浅香さんが殺したんじゃないかっていう思考に傾いていっているのは事実だ。
「ま、イライラしてもしょーがないか。これで事故る方が最悪だし。ありがとね、落ち着かせてくれて」
「あたしは何も…」
やっぱり涼は優しい。
イライラしてても人に当たらないし、穏やかな口調は変わらない。
涼のことを好きになれたらどれだけ楽だろう。
深景さんのことは忘れて、涼と付き合えたらどれだけ幸せだろう。
深景さんを好きでい続けても幸せにはなれない。
あたしに対しては優しく接しようと努めてくれてるのはよく分かった。
それに、運転が荒くなったとはいえ、まだ安全運転の範疇だろう。
「そりゃ涼からしたら憎い相手だもんね」
あたしからしても憎い相手なのかもしれない。
今はまだ分からないけど。
でも、浅香さんが殺したんじゃないかっていう思考に傾いていっているのは事実だ。
「ま、イライラしてもしょーがないか。これで事故る方が最悪だし。ありがとね、落ち着かせてくれて」
「あたしは何も…」
やっぱり涼は優しい。
イライラしてても人に当たらないし、穏やかな口調は変わらない。
涼のことを好きになれたらどれだけ楽だろう。
深景さんのことは忘れて、涼と付き合えたらどれだけ幸せだろう。
深景さんを好きでい続けても幸せにはなれない。