世界が終わるとき、そこに愛はありますか
叔母に殴られ、蹴られ、首を締められているとき、いつも思い出す。


苦しかった幼少期のことを。


お腹が満たされることなんて1度もなかった。


母親が食べたコンビニ弁当の残飯を姉と二人で分けあって食べるのが当たり前だった。


当然、残飯がないときだってある。


そんなときは水道水を何十杯も飲んで空腹を誤魔化していた。


あまりにもお腹が空いて限界だった時は公園に行き、雑草や虫を食べていた。


学校がある日は給食があるから1日を乗り越えることができたけど、夏休みは3日くらい何も食べないこともあった。


空腹はツラい。


暴力を振るわれるよりも、あたしはそれが1番苦しかった。
< 19 / 490 >

この作品をシェア

pagetop