世界が終わるとき、そこに愛はありますか
「タイプねぇ…。あたしからすりゃ、女なら誰でもいいんじゃない?って感じに見えるけどね。まぁ、束縛する子は嫌いだと思う。あと、仕事の邪魔をする子も」


…好きなタイプは分からずじまいか。


あたしは束縛もしないし仕事の邪魔をした覚えもないから大丈夫…だよね。


不安になってくるあたしを見て唯さんはケラケラ笑う。


「恋する乙女はホントかわいいなぁ。あー、あとね、難易度高めだけど、不意打ちキスに弱いからできそうならやってみて」


不意打ちキス…は絶対に無理だ。


あたしにはできない。


「アイツ、いつも主導権握りたがるでしょ?だからたまーにこっちから何かすると喜ぶと思う。ただやりすぎるとウザがられるから気を付けてね」
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