世界が終わるとき、そこに愛はありますか
そんな勇気出ないよ…。


「…深景さんに嫌われたり、離れていかれるのが怖いんです。この前1度断った時に、すごく冷めた目で見られたのが怖くて怖くて…」


「でもさ、逆に考えてみて?一回断ったぐらいで女の子を嫌いになる男って、本当に恋する価値ある?好きでいても意味なくない?そんな最低な男」


…それは確かにそうだけど…。


きっと、彼には手に入らない本命がいるからだ。


本命以外はどうでもいいって考えは分からなくもない。


あたしはただの性欲処理器。


それでも仕方ないと思ってるし、そんなことで深景さんを嫌いになることはできない。


「…まぁ、何を言ったってアイツの気持ちが私に向いてる限り進展しないだろうから、それをどうにかしたいんだけどなぁ」
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