世界が終わるとき、そこに愛はありますか
「…その……ゆ…唯さんに何度も誘われて…断りきれなくて…っ…だから…行きまし…た」


唇が震えて上手く喋れない。


「危険…なのは…分かってた…っけど…っ」


「〝けど〟?言わなかったか?俺は言い訳する人間が大嫌いなんだよ。覚えとけ」


涙が頬を伝うのが分かった。


だけど深景さんは話をやめてくれなかった。


「この写真はどう説明すんの?」


テーブルに伏せられた2枚の写真をひっくり返すと、案の定この前撮られた写真だった。


「…なんで…?」


「それはこっちのセリフだ。スリーショットはまだしも、このツーショットはどういうつもりだ」


バンッと写真をテーブルに叩きつけ、あたしを睨む。
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