世界が終わるとき、そこに愛はありますか
「素直になるって?」
「だから、さっさと謝って仲直りしなって言ってんのよ」
ジンジャエールを飲みながら愛結が檄を飛ばす。
「今さらどう謝ればいいの…」
もう1ヶ月も前のことだ。
話しかけることすら難しいのに。
「逆に雪花はさ、仲直りしたいの?それともこのままでいいの?」
毎日違う女を抱いて、あたしには見向きもしない深景さん。
話しかけてくれないどころか、目も合わせてくれない。
そんなの、元に戻りたいに決まってる。
でも…。
「…雪花って案外プライド高いからねー。簡単に謝んないんだよね、昔から」
こりゃ長引くぞ、と笑い出す二人。
この会話、何度目だろう。
1ヶ月前からずーっとこんな感じで進展しない。
なのに毎回毎回付き合ってくれる。
「ありがとね、二人とも」
「なーに言ってんの!ほら、食べよ食べよ!すいませーん!ライスおかわり!」
こうやって毎日のようにはしゃぐあたしたちを見つめる男がいることに、この時のあたしはまるで気づいていなかったんだ─。
「だから、さっさと謝って仲直りしなって言ってんのよ」
ジンジャエールを飲みながら愛結が檄を飛ばす。
「今さらどう謝ればいいの…」
もう1ヶ月も前のことだ。
話しかけることすら難しいのに。
「逆に雪花はさ、仲直りしたいの?それともこのままでいいの?」
毎日違う女を抱いて、あたしには見向きもしない深景さん。
話しかけてくれないどころか、目も合わせてくれない。
そんなの、元に戻りたいに決まってる。
でも…。
「…雪花って案外プライド高いからねー。簡単に謝んないんだよね、昔から」
こりゃ長引くぞ、と笑い出す二人。
この会話、何度目だろう。
1ヶ月前からずーっとこんな感じで進展しない。
なのに毎回毎回付き合ってくれる。
「ありがとね、二人とも」
「なーに言ってんの!ほら、食べよ食べよ!すいませーん!ライスおかわり!」
こうやって毎日のようにはしゃぐあたしたちを見つめる男がいることに、この時のあたしはまるで気づいていなかったんだ─。