世界が終わるとき、そこに愛はありますか
…家に乗り込んだことでもあるんだろうか。
なんで家の中まで把握してんだか。
まぁ関わる人間を徹底的に調べあげる深景にとっては当たり前のことなんだろうな。
『はい』
「雪花の叔父の家に隠し扉の類いはなかったか?」
電話相手はザキだ。
ザキを使って調査させたらしい。
ザキは記憶力が優れているから使い道がある。
『なかったと思います』
「じゃあ地下は?地下に繋がってそうな場所が絶対にあったはずだ」
ザキはしばらく黙り込んだ。
そして…。
『1つ思い当たるとしたら、キッチンの床に収納スペースらしい取っ手がありました。新しめの家なのに、そこだけ昔ながらすぎて気になってたんですよね』
そこだ。
雪花がいるのは地下室だ。
なんで家の中まで把握してんだか。
まぁ関わる人間を徹底的に調べあげる深景にとっては当たり前のことなんだろうな。
『はい』
「雪花の叔父の家に隠し扉の類いはなかったか?」
電話相手はザキだ。
ザキを使って調査させたらしい。
ザキは記憶力が優れているから使い道がある。
『なかったと思います』
「じゃあ地下は?地下に繋がってそうな場所が絶対にあったはずだ」
ザキはしばらく黙り込んだ。
そして…。
『1つ思い当たるとしたら、キッチンの床に収納スペースらしい取っ手がありました。新しめの家なのに、そこだけ昔ながらすぎて気になってたんですよね』
そこだ。
雪花がいるのは地下室だ。