世界が終わるとき、そこに愛はありますか
「くっそ…」
深景さんが金槌の柄を掴んで遠くへやろうとしているけど、あたしだって譲れないものはある。
「絶対渡さない!!!」
アイツに復讐するまでは、絶対に諦めない。
「なんでアイツは生きてるの!?ねぇ、答えてよ!!!なんでお姉ちゃんは死んだのに、アイツは生きてるの!?ねぇ深景さん!!!答えてよ!!!」
「ザキ!金槌どうにかしてくれ!」
深景さんと、綱引きのように金槌の取り合いをしているところにザキさんが加われば、絶対に奪われる。
「やめて!!邪魔しないでって言ってるでしょ!?」
これだけは奪われたくない。
アイツを仕留める武器なんだから─っ。
「雪花さん……」
なんでそんなに悲しそうな顔するの…?
深景さんもそう。
どうして…?
どうして苦しそうな顔をするの…?
「雪花…。俺、言ったろ?お前を犯罪者にしたくない…って」
深景さんが金槌の柄を掴んで遠くへやろうとしているけど、あたしだって譲れないものはある。
「絶対渡さない!!!」
アイツに復讐するまでは、絶対に諦めない。
「なんでアイツは生きてるの!?ねぇ、答えてよ!!!なんでお姉ちゃんは死んだのに、アイツは生きてるの!?ねぇ深景さん!!!答えてよ!!!」
「ザキ!金槌どうにかしてくれ!」
深景さんと、綱引きのように金槌の取り合いをしているところにザキさんが加われば、絶対に奪われる。
「やめて!!邪魔しないでって言ってるでしょ!?」
これだけは奪われたくない。
アイツを仕留める武器なんだから─っ。
「雪花さん……」
なんでそんなに悲しそうな顔するの…?
深景さんもそう。
どうして…?
どうして苦しそうな顔をするの…?
「雪花…。俺、言ったろ?お前を犯罪者にしたくない…って」