世界が終わるとき、そこに愛はありますか
琥太郎、よろしくね。


この手紙は、主に雪花ちゃんに向けて書いてます。


だけど、私が犯してしまった罪を知ってほしいので、できれば琥太郎にも読んでもらいたいです。


それが私なりの贖罪です。


なぜ、こんな手紙を今になって書いたのかについて先に話します。


私は近いうちに殺される。


どう足掻いても、逃げられない。


最近、何度も命を狙われてる。


間一髪で助かってるから、今この文章が書けているわけなんだけど、その運がいつまで続くか分からない。


だから、まだ生きているうちにすべてを書き記そうと思って書き始めました。 


私の命を狙っているのは、莉愛のストーカーだと思う。


残念ながら、それが誰かはわからないけど。


でも、莉愛のストーカーが私を狙っているのは確か。
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