世界が終わるとき、そこに愛はありますか
「嘘だって言って…っ」

 
机の上に置いてあるお姉ちゃんへのクリスマスプレゼントは色を失っていた。


お姉ちゃんが雑誌を見ながら欲しがってたポーチを渡す予定だった。


あたしを養うために、お給料のほとんどをあたしのために使い、新しい服を買ってるところすら見たことがなかった。


お姉ちゃんの服は全部お客さんからの貰い物。
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