世界が終わるとき、そこに愛はありますか
乗り込んだエレベーターの扉が閉じた瞬間にその女性は言った。
「…そうです。お姉ちゃんと同じお店で働いてた方ですか?」
お姉ちゃんを莉愛と呼ぶのはあの業界の人だけ。
またお姉ちゃんの死の真相に一歩近づけるタイミングなのかもしれない。
「かなり前だけどね。けどまさかこんなところで莉愛の妹さんに会えるなんてね」
女性はそう笑顔を溢した。
エクボと八重歯が印象的で、笑うと一段と可愛さが増す。
「私、新島唯っていうの。莉愛とは仲良くて、よくあなたの話聞いてたよ」
新島唯…。
この人が深景さんの想い人…なんだ。
突然の情報に脳が追い付かない。
こんなに綺麗な人が元カノで、深景さんは今でもこの人が好きなんだ。
「…そうです。お姉ちゃんと同じお店で働いてた方ですか?」
お姉ちゃんを莉愛と呼ぶのはあの業界の人だけ。
またお姉ちゃんの死の真相に一歩近づけるタイミングなのかもしれない。
「かなり前だけどね。けどまさかこんなところで莉愛の妹さんに会えるなんてね」
女性はそう笑顔を溢した。
エクボと八重歯が印象的で、笑うと一段と可愛さが増す。
「私、新島唯っていうの。莉愛とは仲良くて、よくあなたの話聞いてたよ」
新島唯…。
この人が深景さんの想い人…なんだ。
突然の情報に脳が追い付かない。
こんなに綺麗な人が元カノで、深景さんは今でもこの人が好きなんだ。