最強女子「柚斗」
機械音が聞こえてきた。
体がすごく重い...

柚『ん...』
リ「...柚斗」
柚『リゼ?』
リ「...みんな、学校...」
柚『リゼは行かなくて大丈夫?』
リ「交代で見てた...」
柚『ごめんね』
リ「俺の過去、聞いてくれる?...」
柚『うん、でも大丈夫?』
リ「柚斗は女とは違うから」
柚『それどういうことだ‪w』

リ「俺は小さい頃、幸せな家族だった」

いや、無視かい

リ「俺はまだ小さかったから、母さんが何をしてる人か知らなかった。 ある日、普通に起きてきて、朝ごはんを食べた。そこまでは今までと何ら変わらなかったんだ。食べ終わって片付けに入った時、チャイムが鳴った。父さんが出た。そしたら銃声が聞こえたんだ。母さんは俺に隠れるように言ってから玄関へ向かった。暫くしてドアが閉まる音がした。家の中が静まり返ったからもう大丈夫だと思って玄関へ行ったんだ。
玄関は悲惨なことになっていた。
血だらけの母さんと、父さんが倒れていた
小さい俺でも分かった。ヤバい状況だって。
母さんと父さんを殺したのは...女だった。それから俺は女が嫌いになった。」


柚『...話してくれてありがとう』
リ「同情しないの?」
柚『しても何もならないから。じゃあ逆に同情して欲しい?』
リ「して欲しくない。何も知らないのにそんなこと言うなって思うな。ありがと!柚!(ニコッ)」
柚『え!ちょ、リゼ、可愛すぎん?』
リ「柚には心を開けたよ!」

柚『ありがとな』
リ「いやいや、こっちこそ!」

もう、可愛すぎる♡´・ᴗ・`♡

リ「今度こそ、本当の仲間になってくれる?」
柚『勿論、よろしくな』

しばらくすると、俺に抱きついてリゼは眠ってしまった。


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