家に帰ったら、見覚えのないゴスロリ美少女が倒れてたんだが。
「ってことね…って」

 いや、ただのまぐれってことか?

 ……俺と、話したいって気持ちだけで?

 なんでそうなんだよ…。

 俺は頭の後ろをポリポリと掻いた。

「つまり…俺と話せて、サクラは嬉しいのか?」

「うん、とっても」

 サクラは至近距離で、ニコニコと笑顔を見せる。

 ……か、可愛…いや気のせいだ…。

 そこで、俺のスマホが着信を知らせた。

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