君のとなりで恋をします。─下─
第四章
ノート
「────ピーーーーー!!
集合でーす!」
体育館全体に響き渡るように、思い切り声を張る。
その声にぞろぞろと集まってくる練習上がりの選手たち。
「今日の練習はここまで。
今週末は試合があるから、早めに体休めて調整しておくように。」
「「「はい!」」」
「よし、解散!」
「「「「お疲れ様でした!!」」」」
一斉にばらけだす選手たちを横目に、私は後片付けに取り掛かる。
「柊くん!お疲れ様。
はい、タオル。」
「うん、ありがとう。」
練習が終わった途端、柊吾の元へと駆け寄る桃奈さん。
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