君のとなりで恋をします。─下─
「…仮に、二股をかけてなかったとして…
柊吾と付き合ってたのは、事実なんだろ?」
「しかも、お前が振ったんだってな?」
──────ドクン…
「え…?」
なんでそんなことまで……
「マネージャーが選手に手を出す時点で、アウトだろ。
…男目当てで入部したとか?」
「別れたカップルが部内にいるとか…
気遣う他の部員の立場も考えろよな。」
先輩たちのその言葉が、グサリと刺さる。
何も言い返せなかった。
だって、本当にその通りだから…
入部理由も柊吾が目当て。
それに…マネージャーの存在が、選手たちに害をもたらすなんて論外だ。