君のとなりで恋をします。─下─
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「起立。れーい。」
「「「ありがとうございましたー。」」」
始業式、入学式、LHRを終えて3年生初日の日程は終了。
今日は家庭部の活動もないし、せっかく午前中で帰れるから…
ショッピングにでも行っちゃおうかな!?
最近服とかあんまり買えてないし。
「香純ー。帰ろうぜ!」
荷物をまとめて直ぐに、葵斗が私の元に駆け寄ってくる。
「サッカー部は今日も休み?」
「いや、休みじゃないけど…
今日は自主練だからサボることにした!」
満面の笑みでそう言う葵斗。
「いいの?
今日から部活に入る一年生とかもいるんじゃないの?」
「いーのいーの!
せっかくの長い放課後なんだしさ!
咲花と一緒にいてぇじゃん!?」
そんなんでいいのか、サッカー部…。
内心呆れてしまうけど、あまりにも嬉しそうにそう言うものだから、それ以上何も言い返す気にはなれなかった。