君のとなりで恋をします。─下─












「───…バスケ部に戻ってきてください!」







「え…?」










素っ頓狂な声を上げる私に、まっつんは必死で話し始める。












「まっ…じで最悪なんだよ、水瀬桃奈!!

俺、アイツ超嫌い!!



仕事もろくにやらないくせに…対外試合の時だけは〝出来るマネ〟気取ってやがんの!」









怒りを爆発させるようにひたすら彼女の愚痴を言うまっつんに、私は思わず苦笑い。


…これは相当ストレス溜まってらっしゃる。









「それに今、部内の雰囲気が最悪なんだよ。」






「え、なんで?

柊吾がキャプテンだよね?」









あの人望厚い柊吾が率いるチームで、そんなことって有り得る?











< 179 / 495 >

この作品をシェア

pagetop