君のとなりで恋をします。─下─










*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*







〝咲花と話してみる〟と意気込んだものの…

只今の時刻、16時。



結局お昼休みにも咲花は教室にいなくて、話せずに放課後になってしまった。










「香純、大丈夫?」









盛大なため息をつく私に、柊吾は心配そうに尋ねる。



正直、ここまで本格的に避けられるとかなり精神的に辛い。

…でも、めげるわけにはいかないよね。










「…とりあえず今日は、バス停で待ち伏せしようと思ってる。」









私たちの町に帰るには、絶対にバスに乗る必要がある。


いくら私のことを避けていても、バス停で待ってたらきっと会えるはず。











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