君のとなりで恋をします。─下─









「え、成宮…

影山と付き合い始めたんだ……」











まっつんもかなり驚いた様子で、私と柊吾を交互に盗み見る。












「うん。黙っててごめんね。


…色々あって学校では内緒にしてるの。

だから……」








「…───あ、大丈夫!誰にも言わない。」





「俺も。」






「ありがとう。」












二人がそう言ってくれて安心した。


桜河が私のためを思って内緒にしようと言ってくれているのに、それを踏みにじりたくない。



それに私自身も、きっとまだ怖いんだ。

もしかしたら、あの時みたいにまた学園中のみんなの視線に晒されるのではないかと…








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