君のとなりで恋をします。─下─
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その日はなぜか、私たち幼馴染みに桃奈さんを加えた6人でお昼を食べていた。
中庭のベンチに座って、ただひたすらと食事に集中する。
校舎から聞こえてくる楽しそうな声とは裏腹に、私たちの間には微妙な空気が流れていた。
眉間にシワを寄せる桜河と、あからさまに桃奈さんに対して嫌な顔をする葵斗。
普段穏やかで明るい咲花も、その日は何も話そうとしなくて…
桃奈さんもよく、こんなアウェイな状態でこの場にいられるよな…
なんて感心していたその時───
─────ブー…ブー…
鳴り響くスマホのバイブ音。