君のとなりで恋をします。─下─









「…お前らのせいで……

お前らが勝手にいなくなるから、咲花に告っちまったじゃねーか!」







「……は?」









半泣きでそんな事を言いだす葵斗に、私と桜河の頭にははてなマークが浮かぶ。







〝お前らが勝手にいなくなるから〟って…
やっぱり、修学旅行3日目のことだよね?



…てゆーか、告ったって……

……え?










「…は?今更?」





「常に好き好きオーラダダ漏れじゃん。」










何を今更…

どう見たっていつも気持ち隠す気なんてゼロのくせに。


逆にまだ告白していなかったことに驚きを隠せないんですが。






私と桜河は顔を見合わせて首を傾げる。










< 310 / 495 >

この作品をシェア

pagetop