君のとなりで恋をします。─下─
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放課後、ただ今私は校舎内を猛ダッシュしております。
まさかこんな日に限ってごみ捨てを頼まれるなんて…
あー!もう!
敷地の端の方にある焼却炉、無駄に遠すぎるんだよ!
既に下校を始めている生徒たちの間をくぐり抜けながら、全速力で教室に駆け込む。
そしてずっしりと重たいスクールバッグを手に取ると、再び駆け出した。
途中、桜河や咲花のクラスの前を通り過ぎた時に一瞬足を止めてみたけど…
教室には既に数名の男子しかいなくて…
やっぱりもう、咲花も帰っちゃってる!!
お昼休みに〝一緒に帰ろう〟とメッセージを送っていたものの、未だに既読はつかず…
もしかして、私まで避けられてるのかな!?
…って、今はそんなことで落ち込んでる場合じゃない!
急げばまだ、バスや電車の待ち時間で咲花に追いつける。
なんてったって、田舎のバスは数時間に一本しか来ないんだから!!