君のとなりで恋をします。─下─
「俺、まだ咲花のこと好きでいていいの!?
迷惑じゃない!?」
期待を込めて両手を握ると、彼女は恥ずかしそうに顔を赤らめて…そして申し訳なさそうに眉を下げる。
「…迷惑じゃ、ないけど……
でも私…自分でもこの気持ちが何なのかよく分かってなくて────…」
「───…いいよ、わかってなくても!」
彼女の言葉に重ねるように俺は言う。
咲花が俺の気持ちを嬉しいと思ってくれたなら…
1%でも咲花と両思いになれる可能性があるなら…
俺は絶対に諦めねぇ!
どんな手を使ってでも絶対に咲花を振り向かせる!