君のとなりで恋をします。─下─








「香純。」




「ん?」





「昨日、何時まで勉強してた?」









唐突なその問いかけに、私は昨夜の自分の行動を思い返してみる。




昨日は確か…19時半頃に夕飯を食べて…

それから勉強して、22時くらいにお風呂に入って…










「2時半くらいまでだったかな。」








さすがに眠気がピークに達して、ベッドに入ってからは気絶するように眠りについた。


私がそう答えると、桜河はハァっと小さくため息をつく。











「無理すんなよ。

…目の下、クマやばい」






「えっ、うそ!?

そんなにひどい!?」







「あぁ。…今日は早めに寝ろよ。

倒れたらどうすんだ。」









小さくそう呟いた桜河の表情が、あまりにも心配そうだったから…

私は安心させるように笑ってみせた。











< 345 / 495 >

この作品をシェア

pagetop