君のとなりで恋をします。─下─










「おー。

成宮、相変わらずテーピング上手いな!」






「…一年の時、頑張って練習してたもんね。」









ギャラリーのまっつんと柊吾が、上から覗き込みながらそう言う。






…そうだよ。

あんなに毎日毎日練習したんだもん。


忘れるわけが無い…









「はい、できた。…キツくない?」





「大丈夫っす!ありがとうございます!」








巻き上がったテーピングを眺めがら、満足気な顔をする田浦くん。



うん…我ながら上出来。

マネージャーをやってた頃と大差ない出来だ。






よし、用事も終わったしそろそろ帰ろうかな。













< 363 / 495 >

この作品をシェア

pagetop