君のとなりで恋をします。─下─
それどころか…時間が経つにつれて、バスケ部の中で私の扱いは徐々に変わっていった。
以前のように、チヤホヤされることはなくなっていったのだ。
〝もっと仕事をしろ〟と睨まれて…
〝成宮さんならやってくれた〟と比較され…
それだけじゃない…。
柊くんも……
彼が私に向ける瞳にも、いつしか〝疑い〟や〝嫌悪〟の感情が含まれるようになっていた。
なんで…こうなるの?
ここは…バスケ部は……
…柊くんの隣は、たしかに私の居場所になっていたはずなのに…
成宮香純ではなく、私の…