君のとなりで恋をします。─下─
「まぁ、大変だと思うけど頑張れよ。」
「ありがとう。」
私とまっつんが体育館倉庫に入ると、3人の選手たちが既にそこにいた。
3年生の先輩たち…。
「…あ、マネージャー。
川上高校のデータってどこにある?」
「え…?
データなら全部そこの箱の中に入れてあるはずですけど…」
「それが、川上のだけないんだよ。」
え…?
この間整理した時はあったはず…
「確かにそこにあったはずなんですけど…
すみません、探しておきます。」
私が頭を下げると、1人の先輩が突然怒りだした。