君のとなりで恋をします。─下─
「…今更ですけど、これ…」
「ん?何これ??」
ピンク色の小さなラッピング袋。
「気に入ってもらえたらいいんすけど…」
え?プレゼント?
…私に?なんで?
「…開けていい?」
「はい。」
色々と疑問に思ったことはあったが、とりあえずラッピングの袋を開けてみる。
中から出てきたのは、2枚のハンカチだった。
1枚は、小さな花の刺繍が散りばめられた淡い黄色のハンカチ。
そしてもう1枚は、合宿の時に私が彼にあげたハンカチだ。