泣いて、凪いで、泣かないで。
俺達はくせ毛が雨でペタンとしてしまった普段はアフロヘアの先生について体育館に向かった。

するとそこには、まだ帰宅していなかった文化部と体育館で練習していた部活の生徒がいた。


「よっ!」

「やっぱお前いたか」

「なんだよ、その言い方。人が多い方が安心なんだから、いいじゃねえか」

「はいはい」


煌人と夏綺とも合流し、父は結月のところに行った。

結月は嫌そうに顔をしかめながらも仲間に父を紹介していた。


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