泣いて、凪いで、泣かないで。
「ゆっと~!煌人く~ん、早く行こう!」
汐衣愛の高音が廊下中に響き渡って周りの生徒が何事だとざわざわし出す。
俺は仕方なく駆け出し、汐衣愛の元へと向かった。
「汐衣愛、大声出すなよ。皆に見られて恥ずかしくないのか?」
「ぜんっぜん、恥ずかしくないよぉ。だって大声選手権の出場選手はとんでもないデシベル叩き出すんだから。えっとぉ、確かねぇ......」
「しーちゃん、行こう。こんなところで話してたら邪魔になるから」
「りょおかい」
汐衣愛の高音が廊下中に響き渡って周りの生徒が何事だとざわざわし出す。
俺は仕方なく駆け出し、汐衣愛の元へと向かった。
「汐衣愛、大声出すなよ。皆に見られて恥ずかしくないのか?」
「ぜんっぜん、恥ずかしくないよぉ。だって大声選手権の出場選手はとんでもないデシベル叩き出すんだから。えっとぉ、確かねぇ......」
「しーちゃん、行こう。こんなところで話してたら邪魔になるから」
「りょおかい」