泣いて、凪いで、泣かないで。
「私ね、あの時、ゆっとに言った言葉、ずっと後悔してた。
嘘だってなんだっていいから、ゆっとと一緒にいたいって、そう思ってた。
私は自分がゆっとの初めてに選んでもらえて嬉しくて、1人で舞い上がっちゃって、ゆっとの気持ちを全然考えられてなかった。だから、神様はこんなエンディングを用意したのかなって、自分を恨んで、神様も恨んだ。
だけど、事実は変わらない。
それは、今もそう。今も私の隣にゆっとはいないし、これからだってきっと...きっといないんだよね。
その事実を受け入れたくなくて私はずっと自分の気持ちに蓋をして、何も変わらないように何も進まないように、勝手に時を止めてた。自分が傷付かないような生き方ばっかりして自分の気持ちを蔑ろにしてきた。
でも、そんなのもう嫌だって、もう苦しすぎてどうにかなっちゃいそうだって思った。
だから、私はね、今から...今から、ゆっとに私の想い、ちゃんと伝えるね」


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