泣いて、凪いで、泣かないで。
波田野は立ち上がり、自分の席からノートを持ってきた。

しかし、その色はなんとピンクだった。

5冊組で売っているやつで、どうしても俺は使うのを拒む色を波田野は躊躇なく使っている。

ピンクなんて、お前、女かよ。

まぁ、男でもそういう色好きなやつもいるが...。

んなことはどうでもいい。

俺はすかさず2人に目を向けた。

波田野はノートに何か書いていた。


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