無気力さんと同居するらしい


「え、ちょっと待て梓。同い年の子供って…あのー…男?」

ん?

蒼馬がやけに目を泳がせて私を見る

えーと知らないけど

「多分女の子じゃない?」

だってねぇ
お年頃の女の子をまさかお年頃の男の子の家に放り込んだりしないでしょ

「そうだよな…だよな。うん」



なんでそんなに挙動不審なの

「ダサいわね」

謎に結花が鼻で笑う

「うるせぇよ」




「まあとにかく今梓が大変なことは分かったから、出来る限り力になってあげる」

結花ぁ!

「それは俺も」

蒼馬ぁ!!

「うわーんありがとおお」

心の友よぉぉ!

「ちょっと抱きつかないでよ」

「じっとしてろ馬鹿」

ぴえん

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