無気力さんと同居するらしい
結局放課後まで保健室のベットでゴロゴロしてたけど
なんの考えに落ち着くもなく
もやもやは消えないまま保健室を出た
とぼとぼと下駄箱に向かう
…
どうすればいいんだろ
家に帰って
どんな顔を向ければいいんだろう
明日学校に来て
どんな顔を向ければいいんだろう
私バカだから
こんな複雑なこと…考えられないや
「あぁぁぁぁーー」
拾われることのない無意味なうめき声をあげて前髪をぐしゃぐしゃっとした
軽いため息を幾度となくこぼしながら靴を変える
…すると
「うわ居たよ」
…
「真琴くんに馴れ馴れしい人だ」
「髪ボサボサじゃんうけるー」
…うわーまたか
今はやめて欲しい
ほんとに
クスクスと響く笑い声の中
ぎゅっと目を瞑って遮断する…ふりをする
別に直接絡まれるわけじゃないし
耐えろ
「ねー天宮さん」
うおーーい
今、直接絡まれないって思ったばっかなのよ
スッと息を吸ってからすまして答える
「…なんでしょう」
私は屈しない
メンタル強いし
……って思わせてるだけだけどね
自分にそう言い聞かせてるだけだけどね