無気力さんと同居するらしい
織原真琴がわからない
あの人は普段何を考えているのか全く読めない
学校ではあんなにキラキラ笑顔の王子様なのに
家では超絶無気力でめんどくさがり
わからん…実に分からん
織原真琴が出ていった玄関の扉を見つめて軽いため息をつく
さて、私も準備しよう
それにしても本当にいい天気だな
自分のお弁当を鞄に詰めながら日が差し込む外を見る
いいね
こういう日は気分がいい
さてさて!学校へ行こう!
戸締りの確認をして軽い足取りで家を出る
「行ってきまーす」
もちろん返事はないけれど、こういう日々の挨拶は欠かさないタイプなのだ