ゼツボウカクレンボ
「っっ…!!」
まさか,そんな…!
こんなに都合のいい事はあるのだろうか。
もちろん,あの人…錫斗を消してやる!
願ったり叶ったりだけど…本当にできるのかな?
「まず,あの廃墟になった学校に入って,消したい人がいるなら,“隠れる人”になるんだ。そうじゃないと意味がないからね。
そして,消したい人も隠れる人になってもらう。その後,絶対見つからなそうなところに,消したい人と自分が隠れるんだ。」
私が興味津々に聞いている事を確認して,男の子は続けた。