ゼツボウカクレンボ
「なんで…どうして…!」

「死神さんから聞いたんだ。」

死神…!

私に,かくれんぼを教えてくれた人…!

「君の命は狙われているってね。
そして,かくれんぼの事も,全部話してくれたよ!」

あの死神…まさか,私を殺すために,わざと私を嵌めたって言うの?

「最初は,俺だって信じられなかったよ!
だって,廃墟の学校でかくれんぼしただけで人が消えるなんて,そんな馬鹿なことあるはずないって。
でも,由紀ちゃんから誘われた時,はっきりわかった。
涼音は,俺の命を狙ってるって。
俺を消そうとしてるって。
そこで俺は考えた。
どうやって考えたか,もうわかるよね?」

「鏡を使って…反射させる…。」

「そう,この折り畳み鏡だって,今日のために買ったんだ!
念のため,結構大きい鏡をね。」
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