溺愛全開、俺様ドクターは手離さない
仕事を終えてクリニックを出たわたしは、家に帰ることなくウィンドウショッピングをしていた。
もしかしたら和也くんから連絡が来て、会えるかもしれない。そう思って家に帰らずに時間をつぶしていたのだ。
お気に入りの洋服屋さんや雑貨屋さんを覗き、本屋さんで仕事の本を探す。歩き疲れて休憩で入ったカフェでカフェラテを飲みながら、ため息をついた。
テーブルの上においてあるスマートフォンには和也くんからの連絡はない。メッセージの受信の知らせのたびに心躍らすけれど、瑠衣からのメッセージとショップのDMが届いただけだった。
「はぁ……今日はもう会えないのかなぁ」
そう思うとますます会いたい。そう思った瞬間スマートフォンがメッセージの受信を告げる。
どうせまたDMでしょ……。
しかし画面に和也くんの名前が見えたわたしは急いでメッセージを読む。
《今日は早く終わらせた。もうすぐ上がれると思う》
「嘘っ!!」
思わず大きな声をあげたわたしを、まわりのお客さんがチラッと見た。あっ、と思って頭を軽く下げたが、ニヤニヤが止まらない。
会えるんだ……会える! 和也くんと会える。
そう思うと、いても立ってもいられなくなったわたしは、会計を済ませると勢いよくカフェを飛び出した。
もしかしたら和也くんから連絡が来て、会えるかもしれない。そう思って家に帰らずに時間をつぶしていたのだ。
お気に入りの洋服屋さんや雑貨屋さんを覗き、本屋さんで仕事の本を探す。歩き疲れて休憩で入ったカフェでカフェラテを飲みながら、ため息をついた。
テーブルの上においてあるスマートフォンには和也くんからの連絡はない。メッセージの受信の知らせのたびに心躍らすけれど、瑠衣からのメッセージとショップのDMが届いただけだった。
「はぁ……今日はもう会えないのかなぁ」
そう思うとますます会いたい。そう思った瞬間スマートフォンがメッセージの受信を告げる。
どうせまたDMでしょ……。
しかし画面に和也くんの名前が見えたわたしは急いでメッセージを読む。
《今日は早く終わらせた。もうすぐ上がれると思う》
「嘘っ!!」
思わず大きな声をあげたわたしを、まわりのお客さんがチラッと見た。あっ、と思って頭を軽く下げたが、ニヤニヤが止まらない。
会えるんだ……会える! 和也くんと会える。
そう思うと、いても立ってもいられなくなったわたしは、会計を済ませると勢いよくカフェを飛び出した。