好きという証


 もう、どデカい猫が勝手に決断を出す前に、香澄ちゃんと縁を結ばせたのだろう。
『私もずっと貴方が好きだったの』
 再び香澄ちゃんから言われた言葉を思い出す度に顔が茹でダコのように真っ赤だ。
 これだけは香澄ちゃんに確認したいと思い、こう質問した。
「それは縁結びが叶えてくれたからでしょ?」と。
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