犠牲者はチャイムと共に。〜7日間の命〜
「やめなよ!」
朋香の手が私の首から離れる。
全身で酸素を求めている私の体を支えてくれたのは、美琴だった。
美琴が、朋香を突き飛ばしていた。
睨み合う2人。
「今日の体育はプールだよね」
誰かが呟いた。
「行くしか……、ないよね」
睨み合う美琴と朋香の横を通り過ぎるクラスメイトたち。
私は酸欠状態で倒れこんでいる。
だから、クラスメイトが教室を出てプールへと向かったことに気づかなかった。
朋香の手が私の首から離れる。
全身で酸素を求めている私の体を支えてくれたのは、美琴だった。
美琴が、朋香を突き飛ばしていた。
睨み合う2人。
「今日の体育はプールだよね」
誰かが呟いた。
「行くしか……、ないよね」
睨み合う美琴と朋香の横を通り過ぎるクラスメイトたち。
私は酸欠状態で倒れこんでいる。
だから、クラスメイトが教室を出てプールへと向かったことに気づかなかった。