あの丘で、シリウスに願いを
駅への近道はショッピングモールを横切らなければならない。いつもなるべくうつむきながら早足で駆け抜けるのだが、今日はある店の前に珍しく人だかりが出来ていることに気づいた。
そこは繁盛店とはいえない静かな店、大星堂だ。
あまり近寄りたくなかったが、気にはなる。人だかりの後ろ、遠目から店をのぞいてみた。
「お父さん!お父さん大丈夫?」
大星みどりが半狂乱で叫んでいた。
その異常な声にまことは人だかりを縫って前へ出た。
店先で大星三郎が倒れている。
「大星さん!?どうしたんですか?」
「父が急に倒れて。救急車呼んだのですが…」
まことは、三郎に駆け寄る。
「大星さん、聞こえますか?
どなたかAEDを!インフォメーションセンターにあるはずです」
心臓マッサージを始めながらまことは懸命に声をかけた。
とにかく、今はそれしか出来ない。
そこは繁盛店とはいえない静かな店、大星堂だ。
あまり近寄りたくなかったが、気にはなる。人だかりの後ろ、遠目から店をのぞいてみた。
「お父さん!お父さん大丈夫?」
大星みどりが半狂乱で叫んでいた。
その異常な声にまことは人だかりを縫って前へ出た。
店先で大星三郎が倒れている。
「大星さん!?どうしたんですか?」
「父が急に倒れて。救急車呼んだのですが…」
まことは、三郎に駆け寄る。
「大星さん、聞こえますか?
どなたかAEDを!インフォメーションセンターにあるはずです」
心臓マッサージを始めながらまことは懸命に声をかけた。
とにかく、今はそれしか出来ない。