あの丘で、シリウスに願いを
翔太を部屋から追い出すと、ジュンはまことに尋ねた。
「あなた、名前は?」
「六平まこと、です。漢字の六に平らでむさか。まことはひらがなです。
…あ、それ、『シリウス』…?でも、その色違うか」
まことの情報を机の上のカードに書き込んでいるジュンの手元のボールペンに目がいく。形はシリウスによく似ているが、薄ピンクの可愛らしい色をしている。
「あら、シリウスを知ってるの?通じゃなーい。
桜色は特別に作ってもらったのよ。アタシのラッキーカラーだから。デザイン描く時用とか、事務用とか、用途によってオーダーメイドでアタシ専用に作ったの。最高の相棒なのよ!」
そう言ってジュンはまことにシリウスを見せる。
桜色のシリウスは使い込んでいるせいか少しくすんでいた。
「あなた、名前は?」
「六平まこと、です。漢字の六に平らでむさか。まことはひらがなです。
…あ、それ、『シリウス』…?でも、その色違うか」
まことの情報を机の上のカードに書き込んでいるジュンの手元のボールペンに目がいく。形はシリウスによく似ているが、薄ピンクの可愛らしい色をしている。
「あら、シリウスを知ってるの?通じゃなーい。
桜色は特別に作ってもらったのよ。アタシのラッキーカラーだから。デザイン描く時用とか、事務用とか、用途によってオーダーメイドでアタシ専用に作ったの。最高の相棒なのよ!」
そう言ってジュンはまことにシリウスを見せる。
桜色のシリウスは使い込んでいるせいか少しくすんでいた。