あの丘で、シリウスに願いを
俺を頼って。
翔太の言葉が、頑なだったまことの心をノックした。恋愛や友情じゃない。一喜一憂しなくていい。ただ一条翔太という一人の人を頼りに寄りかかっていていい。
「面倒な恋愛感情や友情なんて超えた関係。でも、疲れた時や辛い時には頼っていい存在。
ほんと、翔太先生は人の心を掴むのが上手ですよ、私に一番必要な存在になってくれるだなんて」
「じゃあ、これからの新しい関係に」
翔太が水の入ったグラスを掲げた。まこともグラスを手にした。
「まことって呼んでいい?」
「…好きに呼んで下さい。私は翔太先生としか呼びませんよ」
「えー、翔太サンとか、翔太クンとか、可愛く呼んで」
「可愛いのは、彼女さんに呼んでもらって下さい」
「しょうがないなぁ。じゃ、そろそろ行こうか、展望台。たぶん、混んでるからね」
翔太の言葉が、頑なだったまことの心をノックした。恋愛や友情じゃない。一喜一憂しなくていい。ただ一条翔太という一人の人を頼りに寄りかかっていていい。
「面倒な恋愛感情や友情なんて超えた関係。でも、疲れた時や辛い時には頼っていい存在。
ほんと、翔太先生は人の心を掴むのが上手ですよ、私に一番必要な存在になってくれるだなんて」
「じゃあ、これからの新しい関係に」
翔太が水の入ったグラスを掲げた。まこともグラスを手にした。
「まことって呼んでいい?」
「…好きに呼んで下さい。私は翔太先生としか呼びませんよ」
「えー、翔太サンとか、翔太クンとか、可愛く呼んで」
「可愛いのは、彼女さんに呼んでもらって下さい」
「しょうがないなぁ。じゃ、そろそろ行こうか、展望台。たぶん、混んでるからね」